「まち」のイメージ
- 1.「まち」は人々が生存する領域という意味を持つ。
- 2.人々の統合された意識の時間的流れによって「まち」自身あるいはその周辺から地球規模まで変貌する。
- 3.変貌に「呼応」していきのびる「まち」と「呼応」せずに衰退する「まち」がある。「まち」は勃興し発展し衰退し消滅する、あるいは再生する。さらには新たな「まち」の誕生もある。
- 4.「まち」にはいろいろな物と事がある。人々の生存にかかわる物もあれば、これに付随して遊戯・冠婚葬祭・催事・商いなどなどの事があり、新たな物や事に応じた仕組みが生まれる。現代では仮想貨幣に依存した商業主義によって情報は価値をもち実体視されている。
物や事の仕組みは論理的に説明されるが、その論理を見失うほど変化は急速で予測がつかなくなり混沌としている。自然現象の成り立ちを科学は解読するが、規模や時期、場所を特定できない様子に類似してきている。
「呼応」の姿
- 1.人々にかかわる物が変わるとおのずから事も呼応し、人々の「まち」に向かう意識も姿勢も変わり、「まち」自体も変わる。まるで渦潮のようにぐるぐると変貌をしていく。
- 2.いわゆる「まちづくり」、「復興」、「再開発」、「保存再生」などが思い浮かぶだろうが、この手法は既存の物を前提に事が始まる。
- 3.一方未来の生活様式から描かれる「まち」の夢もある。
―「まち」は「むら」から離れる
―「まち」には交換がある
―「まち」には路地が生まれる
―「まち」は知覚を超える
―「まち」は生まれ変わる
―「まち」は物を造り出し、事を始める
―「まち」には人が溢れている。